【歯列矯正】怒涛の8本抜歯体験談!痛みは?腫れは?気をつけることは?
こんにちは!
本日は、歯列矯正を始めるにあたり、歯を8本抜歯した私の抜歯体験談を語っていこうと思います!
実際に経験してみて、想像していたより抜歯後がしんどかったです……泣
詳しい私の歯列矯正プロフィールは下の記事をご覧ください!
それでは参りましょう!
8本抜歯の詳細とスケジュール
まずは、8本抜歯の詳細とスケジュールをご紹介します。
私の場合、自分の顎の大きさに対して歯が大きすぎて入りきらず、前に飛び出して出っ歯になってしまっていることが分かりました。
そのため、歯を8本抜歯して矯正をはじめることになりました。
- 親知らず上下左右 …計4本
- 小臼歯(前から4番目の歯)上下左右 …計4本
この親知らずを含む、合計8本の歯を抜歯することになりました。
人生で1度も抜歯をしたことがなかったので、最初に矯正歯科のカンセリングで8本抜くと言われた時は、正直戸惑いました…
しかし、これだけ大きな治療なので中途半端にしたくなくて、大きく変わりたいという思いもあり先生に任せることに!
余談ですが他の歯医者のカウンセリングでは、希望すれば非抜歯でやってくれる所もありました。
非抜歯か、抜歯8本か……かなり大きく違う選択ですよね。
私は抜歯8本を選択しましたが、非抜歯でやっていたらどうなっていたのか今となっては逆に気になります…笑
抜歯は矯正歯科で歯型を採って装置を作っている間に完了する必要があり、はやくブラケットを装着したい思いと、仕事の都合などもあり私はだいだい週2本のペースで抜歯していき、1ヶ月で8本抜くという比較的タイトなスケジュールで抜歯しました。
幸いにも親知らずがまっすぐ生えきっていたので、手術をしたり歯を砕いたりという必要はなく抜歯した当日から普通の生活が送れるという状況だったので叶ったスケジュールかなと思います。
ただ、抜歯ラッシュの1ヶ月間はかなりメンタルキツかったのでタイトなスケジュールでの抜歯はオススメしないです…笑
しかし、逆に1ヶ月にぎゅっとまとめて終わらせてよかったとも言えます。期間が空いていたらかなりトラウマになっていたかもしれません…笑
抜歯当日〜抜歯後 体験談
抜歯に向けて前日までにやっておくことは特になく「2〜3日ご飯を満足に食べれなくなるのでいっぱい食べておく」ということくらいでしょうか。笑
本番は抜歯後デス。
【当日】抜歯体験談
まず、抜歯の流れとしては(歯科によると思いますが)
表面麻酔 → 麻酔注射 → いざ抜歯
というのが主な流れです。
麻酔前の表面麻酔は、ちょっと甘い味の塗り薬でした。それを塗ると、なんとなく歯茎の表面の感覚がなくなってきて、その液が舌に着くと舌も少し感覚がなくなるような感じがありました。ここまでは、全くビビる必要なし。
麻酔注射がまじで痛いです。たぶんだけど、歯列矯正の一連でココが1番痛かったんじゃないかな…(笑)しかも、何箇所も刺すんですよね。まあ歯を抜くわけなので、かなりしっかりめに麻酔をかけるんですね。たぶん事前の表面麻酔で若干和らいでいるんでしょうけど…ここは覚悟して挑んで損はないと思います!!!
そしていざ抜歯!抜歯は、私の場合は先程も言ったとおり親知らずもまっすぐ生えていたので体感2分くらいでスポッと抜けてくれました。麻酔よりは恐くなかった思い出があります(笑)ただ、8本抜いたうちの1回だけ、麻酔が効ききっていなかったようで抜いてる途中若干痛みがあり「痛いです」と伝えるとすぐに追加で麻酔を打ってくださりました。
抜歯に関しては痛くないのですが、抜く時に「口が裂けちゃうんじゃないかな?」と思うくらい広げられるので抜歯前にはリップクリームをデロデロになるまで塗っておくことをオススメします。笑(歯科によっては手が滑る原因になったりするのでリップクリームNGのところもあるみたい。日々の唇ケアが大事!)
ちなみに、腫れに関しては私の場合まったくありませんでした。
ただ、抜歯後は麻酔が切れるのに2〜3時間ほどかかって、その間口元の感覚がなくヨダレが出てくるしかなり恥ずかしい感じだったのでマスクがあると口元隠せて良いです!
- 1番痛かったのは麻酔でした。抜歯自体は私はそこまできつくなかったです。ただ、歯が抜けた瞬間に魂まで抜かれた気持ちになりました。笑笑
- 抜く時に口をかなり広げられるので、事前にリップクリームをしっかり塗っておくことをオススメします。マスク持参もオススメ。(リップクリーム嫌がる歯科もあるので、事前に歯科に確認してください!)
ちなみに…親知らずを抜歯しただけでかなりエラの部分が小さくなって周りの人から小顔になったと言われるようになってびっくりしました!
おそらく歯列矯正をはじめたりむし歯にならない限りは親知らずを抜歯する選択はしなかったと思いますが、正直小顔になっただけで抜歯してよかった…。笑
【抜歯後】当日〜3日間は本当に気をつけて!
ここからが本当の戦いの始まりです。
その名も…
「繊細すぎる血餅(けっぺい)を守り抜け」
という難しすぎるミッションが与えられます………!!!
(けっぺい)
いわゆる「かさぶた」のようなもので、抜歯部分にできる血液の塊。その塊が、抜歯後に骨がむき出しになった部分を保護する役割を果たし、時間が経つと傷口が治癒していきます。
このかなり重要な役割を果たす血餅ですが…めちゃくちゃ剥がれやすいんです……泣
剥がれてしまうと、骨がむき出しの状態になりそこに口の中の細菌が入ると感染症などを起こして、ドライソケットという状態になってしまい寝れないくらい激しい痛みが約1ヶ月続くこともあるとか……おそろしすぎますね。
私は幸いにも8回も血餅を守り抜き、ドライソケットを経験せず済んだわけですが…血餅ちゃんを守り抜くのは本当に大変で…。
抜歯初日はうがいもまともにできないというか、ガラガラ〜といつもみたいにうがいするとそれだけで血餅剥がれます。本当に繊細すぎる……
ご飯食べるときも抜歯部分で噛まないように細心の注意を払いながら食べるので、正直食べてる気がしませんでした。笑
ちなみに私の体験としては、親知らず→小臼歯の順番で抜歯したのですが、親知らずの抜歯を終えて「結構抜歯楽勝だな〜!」なんて慣れきってた頃に小臼歯の抜歯をして、がっつり歯磨き中に歯ブラシを血餅に当ててしまい一度血餅が剥がれてしまったことがあります……
その時は、もう血がダラダラ止まらず歯科でもらったガーゼを噛んで1時間後くらいにやっと止血できたのですが、2回目にできた血餅はかなり小さく…いよいよドライソケットになってしまうのではないかとかなりビビって眠れませんでした……泣
新たしくできた小さな血餅は頑張って治癒してくれて、なんとかドライソケットにならず済みましたが、それ以降の抜歯後は血餅を失うのが恐くて1週間は固形物食べませんでした。
だって、小臼歯って前歯と奥歯の間みたいな位置にあるから、食事をそこに当てないように食べるってほぼ不可能なんですよね。おそらく軽く米が当たるくらいなら問題ないんでしょうけど、私は抜歯当日に血餅を失った経験があるので、もう恐くてなにもできませんでした。笑
血餅を守りやすいという意味でも、タイトなスケジュールでの抜歯はあまりオススメしないです。抜歯箇所がしっかり治癒してから他の箇所を抜歯した方が困らないと思います。
抜歯のまとめ
私の経験から、抜歯当日〜抜歯後の過ごし方のポイントはこちら。
- 抜歯スケジュールを余裕をもつのがオススメ
- 抜歯前にしっかりご飯を食べておく
- 抜歯前にはリップクリームをしっかりめに塗っておく
- 抜歯後は血餅を守り抜く
以上、歯列矯正をはじめるにあたり8本抜歯した私の経験談を紹介しました。これから抜歯される方や、歯列矯正を考えている方の参考になったら嬉しいです。
実際には抜歯に関しては、歯医者さんがかなり丁寧に説明してくださいますので、歯医者さんのおっしゃることに従っていればそこまで問題はおきないと思います。
また、私が今回抜いた小臼歯はあくまで健康な歯でありながら歯列矯正のために抜歯しました。私が後悔しているわけではありませんが、抜歯を検討している方は、そのあたりもしっかり今一度考えてみることをオススメします。
それでは、また!