【ネタバレ】映画『THE FIRST SLAM DUNK』見てきた
こんにちは!
いや〜〜。スラムダンク……映画………。
ついに、見てきました!!!!
結論から言うと……
めっちゃ面白かった。めっちゃ泣いた。
なんかワタシの場合、もう冒頭の描写からちょっと泣きそうになってて…笑
子供の頃に出会った熱い少年漫画が、大人になったワタシにめちゃくちゃ突き刺さってしまいました…。なんかアニメの制作現場を想像してもはや泣けた。笑
というわけで、ネタバレしまくり、かなりワタシ個人の主観で感想を語りたいと思います!
この記事はネタバレを含みます。ご注意ください。
【ネタバレ】まず、この映画は…
兄の影響で小さい頃に漫画を何度も読んでいて、もちろんアニメもがっつり見ていたので、あまり普段漫画を読まないワタシですがかなり好きな作品です!
そんなアニメがついに映画になるということで…そして刷新された声優陣…!期待と緊張がまざりながら、いざ映画館へ!
今回は、全く予習なし・前評判は耳に入れず見てきました!
まず、映画を見てざっくりと内容とびっくりした点を挙げるとすると…
- 映画の舞台は「山王戦」
- 回想シーンの主役は宮城リョータ!!!
- 山王戦の前半はあっさり、後半こってり
映画の舞台は「山王戦」
舞台はSLAM DUNKで描かれた最後の試合「山王戦」!
むしろ「山王戦」のみ!!
「山王戦」は単行本でも25巻〜31巻まで7巻にも渡って描かれた超大試合!
2年連続高校全国制覇中の王者・山王工業と、スラムダンクの主役・桜木花道属する湘北高校の戦いです。
湘北は当時全国では無名の高校で、誰もが山王工業の圧勝だと思っていた……そんな熱いドラマが凄まじい緩急で描かれます。
実はこの試合、アニメ版では描かれないままに終了…。
なんかでも、これだけの凄まじい試合をアニメ化するってかなり気合がいるというか…考えただけで恐ろしい作業になりそうだな…と。
それだけに、大ファンだったワタシにとってはある意味この試合は幻というか…この試合を映像で見たいような…見たくないような…まだスラムダンクは完結していない複雑な気持ち。
回想シーンの主役は宮城リョータ!!!
1番意外でびっくりしたのが…「山王戦」中に入る回想シーン。
回想シーンの主役は一貫して宮城リョータだったのです!!!
宮城リョータは、単行本でいうと6巻から登場した天才ポイントガード。
小柄な体型を生かした素早い動きと、自信に満ちた表情で常に冷静にチームを動かす要となる存在です。
そんなリョータですが、プライベートでは喧嘩っ早くて一途な年相応な一面もあり、そのギャップがたくさんの女性ファンを作ったのではないでしょうか。(ワタシもその一人です…笑)
今回の映画版で描かれている回想シーンは完全オリジナルで、漫画やアニメには無かったリョータの生い立ちやバスケにのめり込むようになるまで、天才スリーポイントシューター・三井寿との出会い、さらにはリョータの「山王戦」後の進路まで……
最初の方は、リョータの回想から入って他のメンバーの回想もあるのかな?と思ってたけど、完全にリョータだけでした。個人的にはそれでよかったかも。やっぱりスラムダンクの醍醐味の試合シーンに集中したいのも合ったので、情報過多になりすぎずほどよかった。
個人的には「山王戦」を軸に進む物語に、心地よく挟み込まれる回想シーンが試合とリンクして、より感情を揺さぶられてしまいました……泣
よく見たら、映画のビジュアルも宮城リョータが中心にいたんですね。単純に小柄だから構図的にいいだけかもしれませんが、映画を見た後にこのビジュアルと見ると、なんか納得。
声優が発表された際に、桜木花道役が「ドラえもん」のジャイアン役や「呪術廻戦」の東堂葵役でも有名な木村昴さんが抜擢され、きっとこの映画も桜木が主役なんだろうと安直に考えていたのですが…いい意味で気持ちよく裏切られた…。最高です。
山王戦の前半はあっさり、後半こってり
これは漫画でも同じなのですが、映画でも前半戦はかなりあっさり、後半戦はこってり濃厚に…それぞれのキャラクターが濃く描かれています。
個人的に、三井寿(推しです)に関しては全体的にあっさり描かれていると思ったのですが、ミッチーの1番最高な場面がしっかり描かれていたので大満足。笑
これは是非見ていただきたい。三井寿本当に最高。
あと、試合はもちろんだけど会場全体の気持ちがどんどん動いて一体になっていく感じがかなりしっかり描かれていて、映画館という決まった場所に決まった時間に集まっている空間が物語にリンクして、それだけで泣きそうになった。笑
もはや冒頭で泣けた。アニメってすごい。
アニメーションに関してはそんなに詳しくないのですが、
冒頭で線が順番に描かれて人物が完成し、その線絵が動き出す描写があったのですが、それを見て改めてアニメってこんな途方も無い技術の結集で出来ているんだな……と思うとめちゃくちゃ泣きそうになってしまって。笑
湘北スタメン5人(赤木剛憲、三井寿、宮城リョータ、流川楓、桜木花道)のそれぞれの筋肉のでき方とか、線の僅かな角度でこんなにも違う付き方になるんだ…と思った。彼らを歩かせるのに何枚の絵を描いているんだろう…とか。
めっちゃ素人な感想で申し訳ないのですが、単純にこういう仕事に感動した。笑
たぶん子供の頃ならまったく響かなかったこんなシーンが、大人になった自分にはめちゃくちゃ響いて、昔と同じ作品を見ているのに全てがアップデートさせた作品として入っていけました。
映画の最後の長いクレジットも、最後全員に拍手を贈りたくなってしまうような…そんな気持ちで見届けた。笑
新たなスラムダンク。とにかく泣いた。
映画公開前は、あまり情報も出ない中で声優一新など昔からスラムダンクが好きなファンにとっては「え?大丈夫?」と思う状況だったと思います。
でも、ある意味情報が少ないからよかったのかな…とも思っていて。
映画館に向かう時すごく余計なことを考えず、変な偏見を持たず無心で席につくことができた。個人的には良かったけど、一瞬不安になったのも確かで、炎上したと言われる理由も理解はできる。
今回の映画版スラムダンクはCGアニメで制作された。特有のヌルヌルが気持ち悪いと聞いていたけど、今回の映画は全くと言っていいほどそれが気にならなかった。
その代わりに、特に試合シーンのスピード感は素晴らしくて。1秒が5分で描かれても1秒に見えるし、リアルに1秒で描かれることもあるし。なんかすごかった。笑
新しいスラムダンクは当時の幻想残しつつめっちゃリアルだった。体感した。
スラムダンクを見ているときって不思議で…先程ワタシが語彙力ゼロに言った「なんかすごかった」が最高に褒め言葉なんです。
もうよくわからないけどすごかった思い出だけはしっかりある…。
エンターテインメントでこんなにいい体験はなかなかできないのでは?とも思います。
2時間超えの作品ですが、全く飽きること無く没入して見れました!
ボールがゴールに向けて放たれる瞬間とか、かなり長い時間まったくの無音になることが多かったのですが、映画館全体がその瞬間固唾を呑んでいるのが分かってたまらんかった。そこにいる全員が集中していて、そのタイミングでポップコーンむしゃむしゃ食べる人がいなかった。不特定多数が集まる場所だから、そんなことが音を立てる人がいても全く問題ないわけだけど、そんな少し緊張感?ある空間を作り出した作品にも力を感じた。
作品がすごいだけに、たくさんのファンがいてその分いろいろな思いがあると思います。
ワタシはこの作品が大好きで、見てよかった…と心から感じました…!!
SLAM DUNK ありがとう!!!
映画終わりの帰り道、六本木のイルミネーションがきれいだったけど、赤信号が主役みたいな写真しか撮れなかった。笑