Netflix『サンクチュアリ -聖域-』めちゃおもろい。まさに聖域。
こんにちは。
先日Netflixの話題作『サンクチュアリ -聖域-』見ました〜。やばいよこれ。みんな見ました?
恐らく開始15分くらいで見るのやめた人多いんじゃないですかね?
実はワタシも最初のトイレのシーンでやめようかと思った(笑)でもどうか乗り越えてもう少し見てほしい。全ての理不尽が詰め込まれたまさに「聖域」。そしてキャストがやばい。いろいろ激アツすぎた。
まずは皆さんは、相撲はご覧になったことはありますか?
ワタシは人生で一度だけしか見たことがない完全なる素人ですが、このドラマは素人だとか相撲に興味がないだとか、そんなことは一切関係ありません。面白いです。
この記事はネタバレを含みます。嫌な方はここまで。
人生で一度だけ生で相撲を見た話
ワタシ10年くらい昔に両国国技館で相撲を生で見たことがあるのですが、その時に衝撃を受けたのが相撲はまさに「神事」だったということ。
今までおばあちゃんが相撲が好きでテレビで見ていたのを横目に見たことがあるくらいでそこまで関心がなかったのですが、相撲とえいばスポーツというか格闘技というか…なんとなくプロレス的な感じなのかな〜というイメージでした。
それに歴史が加わって、なんとなく歌舞伎っぽい伝統芸能的な要素がある昔のスポーツなのかな、と。(とても無知だったので……)
実際に国技館に行ってその空間に入ると…そこは完全に異世界で、そこで行われているのは競技というよりもっと礼節を重んじた「神事」のような空気感でした。
お相撲さんをはじめ、審判的な役割の行司さんの衣裳もすごいし、土俵の周りに座っている偉いっぽい人たちも皆んな着物を着ているし…天井からなんか吊るされてるし…
お相撲さんの鬢付け油のいい香りと、あとすごくたくさんのお金が動いている匂いがする。笑
なんかもう、この迫力すごくないですか?
この空間一体が、競技場と言うよりは神聖な場所に感じました。
とはいえやはり勝負事。
ひとたび取り組みが始まれば、上の席から人が落ちてくるんじゃないか、前の方の席の人は土俵に上がっちゃうんじゃないかと心配になるほどの熱狂と盛り上がり!
客席の迫力ある後押しで、どんどんパワーを増すお相撲さん。真っ白な肌が興奮と衝撃でどんどんピンクに染まっていく様子がめちゃくちゃアツい!!!
身体をぶつけて戦いあった力士たちも、戦いが終わるとまた礼をして土俵を降りていく。本当に強いからこそ礼節を重んじた、まじでかっこいい力士たち!!!!
なんか見ているうちに力士たちは神の遣いなんじゃないかと錯覚するような、神聖で磨き上げられた肉体に見入ってしまう……。
一度でいいから生で見てほしい。皆んな相撲が好きになっちゃうと思う。
サンクチュアリ。まさに聖域を描いてた。
そんなわけでサンクチュアリ。めちゃくちゃ良かった。
基本は荒くれ者の主人公が相撲でテッペン取るって話だけど、なにがすごいってパワハラもセクハラもあらゆる理不尽も全部描き切ってた。笑
しかももうキャストが役者なのか役者じゃない本当の相撲関係者なのか、もうよくわからんくらいみんないい味でかっこいい。笑
ピエール瀧、松尾スズキがいい味すぎる。めちゃくちゃ表情の細部まで噛み締めたくなる。
泥臭い男の物語の中で、純白の美しい小雪さん。存在感が女神で登場シーンが少ないのに物語全体を照らしてくれている感じ。
最高によかったのが忽那汐里。いやーー、この存在がドラマで本当に大事だった。演技が素晴らしかった。
なによりも一ノ瀬ワタルには絶対に賞をとってほしい。笑
なんかわかんないけど受賞してほしい。まじですごかったよ!かっこよかったよ!最後の方の肉体…本当に素晴らしかった。認められて受賞してほしい。
本当に力士としてすごくなっていく姿を追えた気がした。この作品のために何年かけて準備したんだろうと思ってしまうくらい素晴らしかった。